自分で考えることが、贅沢なことになってきている気がする。

どこもかしこもAIが作った文章だらけだ。他人が送ってくる企画書も、どうせAIがまとめたんだろうと思うと、目を通す気になれない。 明らかに「この人、こんな言葉づかいしないよな」と感じる文章がたくさん混じっている。人が書く文章は、その人の顔と同じよ…

あの頃の未来に立っているような、立っていないような。

万博が終わってから、少し外国からの人が減ったような気がする。ちょっと前までは、梅田を歩いているのは外国人ばかりで、日本人を探そうとしても、誰がそうなのかよくわからない感じがあった。 海外からの観光客はみんな大股で歩き、大声で話す。 観光で来…

なやむことは、ダメなことか。

悩むというのは、あまり良いことだとは思われていない気がする。「判断が遅い!」というマンガのセリフが流行ったように、悩むことは命にかかわりすらしそうだ。 特にこんなに変化が早く、それに食らいついていくのが大変な時代に、うじうじと悩んでいては困…

解脱せずに、生きる。

200日前から、自分なりの「行」を続けている。毎日「問い」を立てて、それについて考え、寝る前に自分なりの答えを出す、というだけの行だ。 シンプルだけど、毎日やっていると、要は常に内省を繰り返すことになるので、かなり辛い。 自分で気づかないうちに…

思い出は、意外とカラフル。

年を取ったせいだろう。 このところ、昔のことをよく思い出す。もっと正確に言うと、以前だと「思い出したくもないイヤなこと」も、そんなに苦でもなく思い出せるようになった、と言うべきか。 中学校の頃の荒れまくっていた校内の様子とか、高校時代に勉強…

牛を担いで、歩いていく。

勝手にはじめた100日行は、68日目まで続いている。64日目にはシロクマ先生(id:p_shirokuma)が大阪に来られるということで、ズイショさん(id:zuiji_zuisho)と三人で集まって「AI時代における人間のしょうもなさを愛せるかどうか」という話をした。 そして、…

ぼくの、牛。

100日行をはじめて30日目。この手製プログラムは「十牛図」にインスピレーションを受けて作った。 十牛図とは、人が悟りを開いていくプロセスを十の段階に分けて図と詩で示したものだ。 悟りを「牛」にたとえ、牛をどのようにして捕らえ、自分のものにしてい…

24日経った。

ふと思い立って、手製の「100日行プログラム」を作り、実践をはじめて24日目。今の感触としては、そうか、これで24日目なら、ひょっとしたら100日目には何かが大きく変わっているかもしれない、という予感がある。 ただ、色々と問題はある。 まずは100日行を…

100日行を、はじめた。

昨日から自分なりの「100日行」なるものを考えて、実践をはじめた。100日後にこんな風に変わりたい、という目標を立てて、それに向けて毎日少しの活動をする、というもの。 そもそも1日目から10日目までは、いったいどんな風に変わりたいのか、ということ自…

それがぼくにとっての、心地よさ。

何か、自分について書き始めると、「この辛い場面を乗り越えてこそ人生」とか「しんどいことから逃れることなんてできなくて、苦しみ、悩みながらも進んでいくのが人生」とか書きがちだ。それを氷河期世代ならではの抑圧されたかわいそうな価値観だというな…

ハエを叩き落すために、生まれてきたわけではない。

自宅で仕事をしていたら、どこからかコバエが入ってきたようで、パソコンの前を何度も飛びまわり、うっとうしい。叩き落そうとしても、早いわ、小さいわで、まったく命中しない。 その度に集中力が途切れるので、うんざりする。先方はますます調子に乗って、…

実は世界は、「はてな的」になりつつある。

シロクマ先生(id:p_shirokuma)がNHK『クローズアップ現代』に出演されたということで、NHKプラスで拝見した。 www.nhk.or.jp内容も面白かったのだが、何よりも、小泉今日子さんとphaさん (id:pha)とシロクマ先生が同じ番組の中で「中年の危機」という、とて…

世界は、美しいですか。

土曜日、まだ日が暮れる前にスーパーに買い物に行った帰り、空を見ると、雲がきれいにらせんを描いているのに出会った。 背景となる空の色はうす紫と桃色が混じっていて、何か地上とはまったく違う物語が始まっているようだった。 最近、空を美しく感じるこ…

キーボードを、持ち歩く。

久しぶりに、スマホ用のキーボードを使ってブログを書いている。 いくつかキーが壊れてしまっているので買い替えないといけないのだが、壊れるくらいには使い込んでいたんだなと思った。 当時は、今のようにPCを普段から持ち歩くことが少なかったので、出先…

秘密はいつも、そこにある。

妻が観葉植物を買ってきた。お店の人によると、小さな葉たちの広がった影が壁にうつった様子も楽しめるということで、実際に壁際に置いてみると、なるほどたしかに壁に新しい模様ができたようで面白い。 これはとても有用な知識だ。自分が今いる環境をより気…

一滴の、霊感。

このところずっと体調が良くなくて、何か新しいことに取り組む気になれなかった。一週間ほどダラダラとすごしていて、今朝目を覚ますと、息がしやすくなっていて、すっと起き上がれたので、どうやら回復してきたなと思った。 年を取ってからは、いつも体のど…

パリに、行ってきた。

仕事ではじめてパリに行くことになった。面倒なことになったな、と思った。 他にやるべきことは山のようにある。 なのに、移動を含めると一週間近く、日本にいないことになる。 パスポートの期限は切れているから発行し直さないといけないし、飛行機に乗り込…

年を取って、よかったのかどうか。

phaさん(id:pha)のこのエントリを拝見して、ぜひ新刊を読んでみたいなと思った。 pha.hateblo.jpぼくは2014年頃から2020年まで「中年になるとはどういうことか」というのをずっと考えてきた。正直に言うと、はじめの頃は、そこまで真剣に考えていたわけで…

どこにも行かずに、旅をする。

久しぶりに、平日に休暇を取った。このところ仕事が異様に忙しかったので、休みたい、休みたいと思っていて、待望の休暇である。 下の子はスキー旅行に出かけており、妻は仕事、上の子も午後には用事で外出したので、誰もいない。 さて、一人での時間、どう…

それは、突然終わる。

先日、永井玲衣さんによる「哲学対話」なるものに参加させていただいたのだが、普段は自分は対話の場を作るほうの役割ばかりなので、久しぶりに純粋な参加者として話ができてとても楽しかった。その対話会では、ここで何か結論を出そうとしなくていい、まと…

通路を、生きる。

いつもの散髪屋に行く途中、自分の前を人が何人も歩いていくので、きっとこれは駅に向かっている人たちなのだろう、こんなに一度にたくさん、自分と同じ散髪屋に向かっていることはないだろうと思っていた。ところがその人たちはみんな、ぼくが目指していた…

もうそろそろ、いいのではないのだろうか。

ぼくは本来、まったく周りが見えていなくて、自分の関心のあることだけに集中していたい人間なのだが、仕事をし始めてからもう二十年近く、まるでそうではないフリをして生きてきたように思う。自分に対してフェアな言い方をするならば、そうならないように…

ぼくは自分らしく、生きてきたかなあ。

ふと、これまでの人生の中で、自分は自分らしいな、と思えていた時期はいつだろう、と思った。まずもって、幼稚園や小学校の頃に、そういうことを考えていなかったかというと、そんなことは決してない。 いつも「自分はほんとはこうじゃないんだけどな」「も…

やりたいことをやる、というのはなかなか大変なことだった。

やりたいことをやるって難しい 今年は、これまでやりたいと思ってきた色々なことに、思う存分、取り組むことができた年だったと思う。 もちろん、これがなければもっとやれたはずなのにとか、あれが邪魔しなければもっと先に進めたはずなのにかとか、思わな…

内発的に生きているのか、外発的に生きているのか。

ta-nishi.hatenablog.com たにしさん(id:Ta-nishi)のこの記事を読んで、なるほどなあと思った。 ちょうどぼくも「内発的動機」というテーマについて考えていたタイミングだった。「内発的動機」とは、興味とか探求心のように、人の内側からの要因によって…

感じる時間を、つくる。

ぼくはとても感覚的な人間である。しかし、それをつい隠して、まるで論理についても理解があるようなフリをしてしまう。 そのうち、自分自身もそうやって自分を偽っていること自体を忘れてしまう。今週、いくつかのことをきっかけに、自分の正体について思い…

中年の危機を乗り越えて、あらためて思うこと。

30代後半の頃。 あれほど、人生について悩み続けていた時期はなかった。今になって振り返れば、30代という体力も気力も十分に残っている時期に、なんであんなに悶々と悩んで身動きが取れなかったのかと思うと、ちょっと惜しいことをしたなあとも思う。 思う…

2020年から、新しい人生を生きている。

何度か書いている話だが、ぼくは、あの2020年の感染症が拡大した時期(あの頃のことを後世の人はなんと呼ぶのだろう。けっこう気になる)から、これまでとはまったく違う、新しい人生を生きる、と決めた。具体的には、とにかく以前からやりたかったことに徹…

偶然は、きらいですか。

昨日、山奥でキャンプ場を運営している方から話をうかがった際、「偶然、何か面白いことが起こる」というのを大事にしている、とおっしゃっていたのが印象的だった。何日間も同じ場所に滞在していると、そこで予定していたこととは違う面白いことが起こる。 …

「何のため?」からの、解放。

先日、合気道の稽古中に「あ、この感じ、なつかしくて、楽しい、この感触って何だろう…」と思う瞬間があった。冷房も効かない古い道場なのでじっとしているだけで暑いし、年季の入った畳は石のように固いし、おまけに年のせいで稽古する前から体はあちこち痛…