ぼくの、弱点。

suumo.jpSUUMOタウンに寄稿をした。とても楽しく書けた。普段は、寄稿の依頼をいただいたら、ぼくがざっと企画を複数案考えて編集の方にメールで送り、どれがよさそうかの意見をいただいて決め、そこから原稿を書き始めてまたメールでやりとりをする、という…

車輪を、何度でも発明する。

車輪の再発明、という言葉があるそうで、もうすでに先行して利用できる知恵があるにも関わらず、多大なコストをかけてそれと同じもの(や場合によってはもっとひどいもの)を開発することだそうだ。 要するに、皮肉だ。それで、最近思うのは、世の中には車輪…

人と人のあいだに入って働くのは、好きですか。

ぼくが広告会社で働いていると知ると、代理店って大変だよねとか、あいだに入っているだけで何も生み出さないのって辛くないですかとか言われるので、いえいえとても楽しいですよ、と答えると、みんながっかりした顔をする。 たしかに、ぼくはいつも人と人の…

人事異動を言い渡された、あなたへ。

そろそろ人事異動の季節がやってくる。 異動を言い渡された若い人からこんな言葉を聞くことがある。「なんで、できる人間のほうが損をしないといけないんですか」自分は今の部署でちゃんと能力を発揮していて、もっと発揮できていない人たちがたくさんいるの…

教えることなんて、あんまりない。

上の子がだんだん大きくなってきて、気がつくと小学校高学年になる。 最近はなかなかこっちの言うことを聞かなかったり、屁理屈を言い返してきたりして、困る場面も多く、悩んでいたりもするのだが、よく考えると自分のその頃の記憶はかなり鮮明に残っている…

中年になる方法は、検索しても見つからない。

江國香織さんの『なかなか暮れない夏の夕暮れ』という50代の男女たちが出てくるすてきな小説を読んで、中年にとって大事なものはなんだろう、とあらためて考えて、それで、そういうことをいちいち考える必要のないのが中年かもしれない、と思った。 江國さん…

喫茶店に一人でいる人間は、まともじゃない。

ぼくの父は、昔はタバコを吸っていて、そのせいなのかそのせいでないのかはよくわからないが、喫茶店にばかり行っていたような気がする。 子どもの頃、梅田の喫茶店に連れて行ってもらい、エクレアといういかにもうまそうな食べ物がショーケースに陳列されて…

データを捨てよう街に出よう

人と話していて気づいたのだけれど、いくらネットに転がってる誰かの文章を読んでわかった気になったり、データを渡されて何かを知った気になっても、それでうまく事が運んだ経験があまりない。 その場に行って自分の目で確かめたり、人と直接会って聞いたり…

波乱万丈に、生きたい。

小説や映画、マンガ、ゲームなどで、物語の本題というよりも、その本題のせいで大変な人生を送らざるをえない人たちが束の間の休息をとる場面のほうが、印象に残ることが多い。 むしろ登場人物たちが送る人生が苛烈であればそれだけ余計に、ほっと息をつく瞬…

言いにくい、欲求。

わが家では妻がカリスマ的リーダーである。 ぼくは子どもたちと並列(あるいはそれよりも下)で彼女のフォロワーである。会社で働いていると、いかに仕事の中でリーダーシップを発揮したか、ということばかりを問われるし、実際にそういう役割を自分がやらな…

幸せの、ありか。

幸せとは何かといえば、それはぽんずしょうゆのある家だと決まっていて、ぼくはそういう、人生の先輩たちが作ってきた価値観の中で育ってきた。 となりのトトロはまあ実在はしないけど、自然は大事にしなきゃいけないよね、ぐらいは思っていて、スーパーサイ…

世界は、続いてほしいと思う。

まったくもってクソみたいな世の中だと思う。 いくら働いても生活にゆとりは生まれないし、どれだけ人に頭下げてもエラくはなれないし、なんとかして競争に生き残っても容赦なくまた新しいデスゲームがはじまるだけだ。 疲れた体を休ませて、ちょっとだけ呼…

インターネットのくらしを、もっとたのしむために。

最近は、すっかりブログ同士で言及しあうことも減って、はてなブックマークを使っている人たちとのやりとりもご無沙汰になってしまっている。 インターネットぐらしの何が楽しいかって、そうやって、ほんの一瞬のすれ違いの中で、お互いの考えを交換しあえる…

男が育児をしていて、困ること。

ぼくはそれなりに育児に参加している。 男が育児をするのは大変なのかといえば、そこは男だから大変だ、ということはあまりない。たしかにおっぱいは出ないが、だったらミルクをあげればいいし、乳幼児健診はお母さんだらけだが、子どものことに集中していれ…

「書くこと」なんて、手段でしかない。

ぼくが、このブログを書き続けている理由のひとつは、変わり続ける世界と、それに合わせて変わり続けなければ生き残ることができないぼくの人生の中で、それでも変わらないものを確認しておきたい、というものだ。 そんな風に言うと、自分の中で永遠に変わら…

何かを純粋に楽しむのが、ずっと苦手だ。

若い頃から、すごく楽しいことがあっても、それを何もかもを忘れて夢中になって楽しむことが苦手だ。 楽しい瞬間は、永遠に続かないことがわかっているからだ。それよりも、将来のためにやっておくことがたくさんある、と思って我慢していて、その結果、ちょ…

ぼくが、嫉妬するもの。

自分にはこれしかできないから、と言う人に対して、イラっとする。 だから他のことはできる自信はないけどやるだけやってみましょう、とか、その代わりに得意なことについては任せておいてくれ、とか、そういう言い方はできないのだろうか、と思ってしまう。…

働く人はみんな、ゲーム脳。

期初に目標を立てさせられて、なんとか目標に到達しようとあれこれ努力し、期末にどのくらい達成したかを評価される、そんなぼくらサラリーマンは、成果評価ゲームをずっと繰り返しているだけだ。 じゃあ社長になったら自由なのか、起業すればこのくだらない…

自分の時間の、手に入れ方。

時間が、ない。 それは事実なのだけれども、それじゃ時間がたっぷりあれば事態は良くなるのだろうか。 まあはじめは喜んで、増えた時間をうまく使おうとするのだろうけれど、そのうち、まあこれだけ時間があるのだから、ちょっとコーヒーでも飲もうとか、本…

幸せが、怖い。

あなたは十分に幸せだと思う。 そう人から言われたことがある。 自分ではそんなことは全く思わなかったので、そう言われても納得いかなかった。 それはぼくの人生をどう見たかによるのであって、ぼくがいかにダメな人間で、まずい状況にあり、長い停滞の中に…

人は少しずつ、弱くなっていく。

ちょっとパソコンやスマホの操作がわからないと、若い人よりも、同年代や年上の人のほうがバカにしてくるような気がする。 若い人は、まあちょっと得意げにしているやつもいるけれど、わりと素直に、そして丁寧に教えてくれる。ところが同年代や年上の人間は…

まっすぐ線が、引けない。

昔からなんの補助線もないところにまっすぐ線が引けない。 場合によっては、補助線があってもちゃんと引けない。 はじめはすーっと引き始めるのだが、すぐに、ぐにぐに、と曲がりだし、そのうちあっちにこっちにと大きくゆがみ、思っていたところとは全然違…

人のぶんまで責任を持つのは、難しい。

最低限、自分がやると決めたことには責任を持っているつもりだ。 しかし、それも怪しいときはよくあって、なぜなら世の中には自分一人だけが負えばいい責任なんてものはないからだ。 一念発起して、一人で近所のゴミ掃除を始めたとしても、そのゴミを回収し…

CDの整理を、していた。

音楽のCDは大量にあるけど全然聴いていないので、妻と一緒に整理して、いらないやつは売るか捨てるかしようと言っていた。 お互いに独身時代に同じものを買っていた場合はその対象になるのだけど、さてそれ以外のものを売るか捨てるかしようとなると、これ…

「はてなダイアリー」を使っている人に伝えたい、たった1つのこと。

ぼくが「はてなブログ」にやってきたとき、そこは「はてなダイアリー」住民が主役の土地だった。 彼らはぼくよりもずっと昔にインターネットに居場所を見つけ、そこを時間をかけて開拓し、暮らしやすい土地にしてきた、尊敬するべき人々だった。と同時に、彼…

結婚指輪を、なくした。

またズボンのポケットの中だ、と思った。 深夜に帰ってくると、所定の位置に戻すのがめんどくさくなって、やってしまうのだ。 おまけに引っ越したばかりで結婚指輪だけではなく、色んなもののポジションがちゃんと決まってないので、いつもどおりの生活をス…

決める訓練は、必要だと思う。

他人に判断を押し付けるのは、楽だ。 若い頃から、AとB、そしてできればCも用意して、それを相手に決めてもらえ、という訓練ばかりを受けてきて、それ自体はプレゼンテーションの技術向上に役立ったり、できるだけたくさんの切り口からアイデアを考える良い…

アホで、ええんや。

直感で、生きている。 なのにそれを隠そうとして、妙に理屈っぽく話したり、もっともらしい根拠を作ったりしていたのだけど、もうそういうのをやめたいなあと思う。もともとぼくの持ち味というのは、めちゃめちゃ適当でアホなのに、たまにまともなことを言う…

氷河期世代が、できること。

ニャートさんの、就職氷河期世代について書かれた記事を読んだ。 仮に、「負け組」が階層化していて抜け出すことが困難なら、「稼げるかどうか」を自己評価とする価値観を脱し、稼げなくとも自分なりの評価基準と幸せを追求していくしかない 例えば、日本一…

幸せは、すぐに失われる。

昔から、すごく楽しいことがあっても、どうせこの時間はすぐに失われてしまうだろうと頭のどこかで思っていて、実際にそれはすぐか、あるいはそんなにすぐではなくても着実に失われていったので、その度にやっぱりそうなのだという認識を強め続けてきた。 だ…