一年間、よくあそんだなあ。

そろそろ新年度ということで、ちょっと仕事のことを振り返ってみると、いやあ本当によくがんばったなあと思う。

最初は色々とひどい目にあって、腹が煮えくり返りそうになったけど、いや、こんなことにとらわれていたら前に進めないと思って、できるだけそのことを思い出さないようにしたり、怒りの感情がわき上がってくるたびに、この気持ちを自分が進むパワーに変えようと自分に言い聞かせ続けていた。
それが全部うまくいったとは思わないし、今もそれを思い出すと腹が立ってくるけれども、それでもなんとか自分の道を進めたと思う。

新しい道を模索するにあたって、決めていたことが1つある。
それは、自分が新しいことをするときは、恥をかいたりバカにされたりしても気にしない、ということ。
いい年こいてそんなことも知らないのかとか、若者ぶって恥さらしだとか、色々思われるだろうけど、そんなことを気にしたってしかたがない。
そもそも自分はアホなのだ。今さら、かしこそうにふるまったってしかたがない。
とにかく無我夢中でやっていこう、と思った。
実際にやってみると、バカにされることはほとんどなかった。
たぶん本当はそう思っていても、面と向かって言う人がいなかっただけかもしれない。
それでもいい。
いずれにしても、そうやって新しいことをやればやるほど恥ずかしいという気持ちも減っていくし、いくつかのことがうまくいくとリズムが生まれてきて、ぴょんぴょんと岩から岩にとびうつっていくような感じで行ったことのない方向に進めるようになり、視界が広がり、これまで出会ったことのないような面白い人たちと出会えるようにもなってきた。

よく考えてみると、これまでの人生で、こんなに次から次へと新しいことに取り組み続けたことはないかもしれない。
これまでも新しいことをやるチャンスはいっぱいあったし、そのいくつかにはありつくことができたけど、今回はそういう感じではない。
自分から新しいことを作りに行ってる感じ。
あっちに行ったら何かが生まれるんじゃないだろうかとか、こっちのほうに何かが隠れているのではとか、自分で探して、自分で突っ込んでいく。


そういうことをやっていると、必ず言われるのが、あれもこれもとやっているうちに分散してしまって、本来やるべきことを見失う、というやつ。
まあ言わしておこうと思う。
少なくとも、ぼくは色々と手を動かして、足を運んで、実際にやってみないとわからない人間なのだ。
その中でようやく「本来やるべきこと」に気づいていく。
ぼくは自分がその気になれないと、いくらその方向が儲かるとか安全とか正しいとか言われても、まったくやる気になれない。
ぼくがあれこれもがいているのは、自分がその気になるためのプロセスでもある。
だいたい、何をもって「本来やるべきこと」なのか。
何も正解が見えない領域の中で「本来やるべきこと」なんて、何もない。
自分たちでそれを作っていくだけだ。
正解のない世界で、正解を探すなんて、まあそっちのほうがずっと「本来やるべきことを見失う」行為だと思ったりする。

まあいい、なんでも言わせておけばいい。
そんなことにいちいち反応している暇があったら、どんどん手を動かしていって、たくさんのことを感じ、味わい、進みたい方向へと進んでいけばいい。
今はそういう風に思える。

ここのところ、ブログで何度か「あそび」について書いてきたけど、ぼくはたぶん今、仕事というフィールドでは本気であそんでいると思う。
ふざけているわけでもなければ、さぼっているわけでもないし、無駄なことをやっているつもりもない。
自分の常識のリミットを外し、やったことのないことに取り組み、必死にもがきながら、新天地を目指している状態を評して、あそんでいる、と思う。
全部本気だ。
ちゃんとお金ももうけたいし、しっかり成果を出す。
本気であそんでいる。
次の一年は、もっと大胆に、もっと必死に、もっと本気であそびたい。

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一緒にあそびましょう。

今週のお題「投げたいもの・打ちたいもの」