ええか、一回しか言わへんから、よう聞きや。






あんた!


そうや、そこの「ぶろぐ」ばっかり書いてるあんたや!


ええか、あんた、もう二度と言わへんから、よう聞きなはれ。


ええこと教えたる。


あのな、まずな、id:bit8さんちゅう人が

みんなにウケるのに個性的であってはならない理由 - 8bit

ゆうエントリの中で、こんなことを書いてはるんや。

自分のやりたいようにやって、それでいて認められるのはプロに求められるものよりも難易度が高い。


え?どうや?あんたはこれちゃんと実現できとるんか??


この人は、マンガ家を例にして、こうも書いたはる。

プロはコンサルタントのいうことを聞く。ボクは思うのだけれども、この人達はコンサルタントの言うことなんてわかっているがやらない。だが自分だけだと「みんなにウケる」ものを書かずに「自分を優先してしまう」ので編集(コンサルタント)という自制するものが必要なのではないか、と。

その「みんなにウケる」というカセの中で自分のやりたいことをやる。ここで出来なくなったら、作者はレイプ目で書き、やる気なく作品も埋没していくのではないだろうか。

ここでいうコンサルタントの言う事を聞くというのは自分の個性を殺して大多数の感性に合わせて修正するってことだよね。


つまりはプロと呼ばれる人は、自分の書きたいことをちょっぴり我慢して、「みんなにウケる」ようにするんやと。

プロでも我慢していることを、普通の人に実現できるわけないやないかと。

あんたも、そう思うか?


アタシにはわかるよ。

この人もな、こんな風に書いたはるけど、ほんまはそれが全てやとは思ってへん。

ほんまは、ちゃんと自分の書きたいことが書けて、ほんで、それを読んでもらいたい人に読んでもらえて、まあできればおこづかいくらいは稼げたらええなって、ほんの小さじ2杯分の希望を心のサイドポケットにナイナイしてるんや。

ええ?あんたもそのクチやろが。



それやったら、今すぐ、やめなさい。



できない理由を数えるのは、やめなさい。



ほんまにほんまにあんたに書きたいことがあるなら書きなさい。

それをほんまにほんまに、どうしても誰かに伝えたいなら、頭を使いなさい、体も使いなさい。

なに?そんなもん、キー局のプロデューサーとか大手の出版社の敏腕編集者とかカリスマウルトラハイパーメディアウォッチャーとかが拾うてくれるの待つしかないって?



でゅふふふふふ、あんた、かわいいなあ、ほんまかわいいなあ。



ええか、この世はあんたが思ってるよりもずっと自由な世界なんやで、他の賢い誰かが考えた枠組みみたいなもんだけにとらわれるのはやめなさい、今すぐ、やめなさい、それかブログ書くのやめなさい。

あんた、「いんたーねっと」ちゅうのは既存のメディアや古臭いビジネススキームなんかとは無縁の、いや無限の宇宙やなかったんかいな。

ええい、アタシらみたいな年寄りが作ってきた古い古いカビだらけの世界をそのままコピーしてきてどないするんや、ええ加減にし。

あのな、お金がなくても、コネがなくても、なんでも試せるのがあんたらの新しい世界やないの。

どうしても自分の書いたもん読んでほしいんやったら、あらゆる方法を試してみたらええやないの。

届ける方法、届きやすい内容、届け続けるための工夫、色々やってみたらええやないの。



何?それやったら自分が自分でなくなるって?

今自分が本当に書きたいことだけを書くのが大事なんであって、それをなくしたら意味がないってか?

今さら何ゆうてんねん。

あんた、それでよう何かを書きたいとか伝えたいとか言えるなあ。


ちゃうで。

全然ちゃう。

もうぜんっぜん、ちゃう。

ちゃうちゃうちゃうちゃうちゃうちゃうちゃうちゃうちゃう。


あのなあ、書くっちゅうことはな、考えることなんや。

自分とゆうひとつの受容体をこの広い宇宙の中に放り投げて、小さな脳では処理しきれないほどの何かにどっぷりとつかって、ただあんたはそれを感じ、考え、そして書く。

あんたは、この宇宙のすべてについて記述することなんかできん、それどころか、自分自身が感じたことすら正確に書くことなんかできひん、あんたができるのはわずかな語彙を思い出すことと、それを並べて文章にすることと、それをプログラムの中に残していくことだけや。


そのプロセスの中で、あんた自身の考えなんか、どんどん変わっていく。

その変わっていく瞬間をほんの一瞬だけでもとらえることができたら、あんたはラッキーなんや。

あんたに必要なのは、言論の一貫性でもセルフブランディングでも小手先の拡散技術でもない。

このごちゃごちゃの世界の中であんたが何を感じ、何を考え、どこへ向かおうとするのか、それをただ書いていくことやで、アタシはそのあんたの変化を見たい、知りたい、のぞきたい。


だからあんた、書きなさい。


存分に、書きなさい。


それを生きることと呼んでも、バチはあたらんはずや。


さあ勇気を出して、書きなさい。



その証拠に、あんたこの人もこんな勇気のあること書いてはるで。

少しでも人の目に触れる機会が増えたらいいなと

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こちらのグループに入ったのだけれども、だれもなじってくれない。なんということだ!


ほれ、もうそろそろ時間や。

あんたも、その大切な人生を賭けて、遠くに跳んでいきなさい。

どこまでも、どこまでも、あんたの満足のいく限り、どこまでも遠くに。

納得いくまで命の炎を燃やしなはれ。