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犬だって言いたいことがあるのだ。

ものごとをひとつ先に進めるヒントについて考えています

夏の、好きなもの。



道場から聞こえてくる子供たちのかけ声

おじいさんの着ているシャカシャカした楊柳のシャツ

塾の夏期講習

毒々しい青色や緑色のアイスクリーム

空港の屋上で何か冷たいものを飲みながら見る飛行機

クーラーでキンキンにひえた屋内で読む本

サンバとかボサノバとか夏に合いそうな曲をジャズピアノにアレンジしたやつ

いろんな色のポロシャツ

すっきり短く刈った髪

ぼんやり考えごとをしながら歩く夜

遠くでなにやら祭りの声が聞こえてくる道を、ああでもないこうでもないと、たいして価値のないことを考えながら歩く

どうせ答えなんて見つからない

それでも季節は移り変わり、世界は少しずつ動き、自分は年をとってゆき、新たな命が育っていく

そんなものかなあと思うけど、そうであってほしいとも思う

そんなことをダラダラ考えながら歩く夜道

曇ってて月も見えない空

どこかの誰かも同じように見上げている空

たくさんの人がその下で暮らしている空

すべてを緩慢にする、よどんだ空気をためこんだ空

やがて気持ちのいい夕立をもたらしてくれる空

なんとか間に合って、部屋の窓から眺めるどしゃ降りの街

何もかもを洗い流す夕立


そういえば、父も雨が好きだと言っていた