人はなぜ生きているのか、僕は知っている。

 

 

 

 

本当かどうかはわからないが

人類が火星に移住する計画があるらしい。

 

 

 

 

僕はこのニュースが真実かどうかなんて

けっこうどうでもよくて

そうか、そういうことが普通にニュースとして

注目されたりする時代が来てるよなあと

あらためて思った。

 

 

何を隠そう、僕はなぜ人類が生かされているのかという

色んな科学が追い求めている答えを、実は知っているのである。

それは

「太陽が滅亡してからも生命システムを維持することは可能か」

どうかという、壮大な実験のためである。

 

 

太陽の寿命はあと数十億年らしいけど

それよりも先に赤色巨星化していく太陽に巻きこまれて

地球も火星も消滅してくらしいのだ。

それを聞いてしまうと、な~んだ、どうせ人類なんか

(あるいは地球なんか)滅亡しちゃうんだな、

まあ、自分はその頃にはいないからどうでもいいけどさ、

という感想を多くの人は持つだろう。

 

しかし、これは

「オレもさ、もうどうせ死ぬんだから

後に残していく子供とか孫とかどうでもいいけどさ~」

という態度とほとんど変わらないんじゃないか。

 

さんざん、上の世代を老害扱いしている僕らであるが

長い目で見れば、それと同じなのである。

 

そして、人類の全てがそう考えるようになった時点で

この実験は失敗のうちに終了する。

 

それをどうやって回避して

どうやって太陽の膨張から逃れるか

方法を考えるためだけに人類は生きているのである。

 

 

まあ、もちろんこれはたとえ話でしかない。

人類が生きている目的は

第三次世界大戦を止められるかどうかの実験のためでもいいし

環境破壊による滅亡を避けられるかどうかの実験のためでもいい。

 

とにかく、これから来るべき危機に対して

どう乗り越えていくのか、それを考えて実行していくことが

人間が生きている意味なのだと、僕は思っている。

 

そして、そのカギを握るのは

「人は、自分のことと同じかそれ以上に、他人を愛することができるか」

にかかっている、というのはかなり暴論ではあるが

けっこうリアルなところじゃないかなと

僕は思っている。