不調から抜け出してみて、思うこと。

この2週間ほど、心の調子がかなり良くなかった。

理由はいくつかあって、どれもすぐには解決できないことだった。

それぞれ時間をかけてやっていくしかないのだが、早く解決したい、早く楽になりたい、と焦っていた。

 

焦っていると、色んな情報がネガティブな意味を持って聞こえてくる。

上司の話や家族の話、新聞記事やSNSの話題の中の、自分が気にしているポイントばかりが頭に入ってくる。

それで、ああオレはなんてダメなんだ、みんなこんなに努力しているのに、今までずっとサボってきた、そのツケを払わされてるんだ、という気持ちになり、しんどくなってくる。

ああこの辛さから解放されたい、早く逃れたい、と余計に焦るせいで、何をしたらいいかわからなくなり、身動きが取れなくなる。

この繰り返し。

 

今、ちょっとそこから抜け出してきた感じなのだが、どうやって脱出したのか、ちょっと振り返ってみる。

 

脱出のきっかけ

あ、気分が晴れてきたかも、と感じたのは、オンラインの勉強会で、会社以外の人たちと話したとき。

特に何か特別な話をしたわけじゃないのだが、最近自分がちょっと苦労してることを打ち明け合う流れになり、なんだ自分だけじゃないんだ、とホッとした気持ちになった。

あと、いつもすごくちゃんとした方が、珍しく予定を忘れていて、それもホッとさせられた。

そうだ、みんな完璧じゃないんだ。

 

失敗談の投稿

その後、お世話になっている先生が、失敗談を共有してみませんか、とFacebookで呼びかけていたので、以前パスポートの残存有効期限が足りなくて海外出張ができなかった話を投稿してみた。

で、他の投稿を読んでたら、ものすごく大変な目にあった方がいて、いやあこれに比べたらオレはなんと無事に過ごしてきたんだろうと、またホッとさせられた。

そうだ、みんな失敗しながら暮らしているんだ。

 

出社した

そんな状況の中で四日ぶりに会社に行った。

対面で打ち合わせしたり、雑談したりして、さらに気が晴れてきた。

何か具体的な問題が解決したわけではないけど、仕事で気になっていることを他の人たちに話すことができた。

同僚も色々と不安なことや心配なことを抱えてることもわかって、ホッとした。

そうだ、みんな悩んでいるんだ。

 

それで妄想した

やっぱり人と話すのが一番かもしれない、ということを思った。

うまくいかない日が続くと、つい、自分以外の人はちゃんとやれてるのに自分だけができていない、と思うようになってくる。

だけど一人ひとりと話してみると、決してそういうわけじゃないことがわかる。

気持ちをオープンにする機会が少ないのかもしれない。

だったら自分からそういう場を作ったらいいんだ、ということに行き着いた。

よく考えたら今までぼくはそうやって自分から行動を起こしてきた。

なのに、このところ何かを待つような感じで過ごしていた。

小さな頭の中だけで考え、じっと同じ場所をぐるぐる回っていた。

そうだ。自分からつながりにいけばいいんだ。

 

というのは

たった一回のケースなので、これだけで何が言えるのか、という感じだが、少なくともぼくの場合は長いあいだ快適な場所にとどまってじっとしていてもあまり良い方向には向かわない気がする。

それは、これまでの経験からもそう思う。

あくまでぼくの場合、何かを維持する、という考えがあまり合わない気がする。

動きながら考え、考えながら動き、次に進む道を見つけていく。

 

そういうぼくの生き方の文体のようなものを見失わずにやっていくしかないのかな、と思う。