涼しいのが、お好き。

今日は、とにかく涼しくて、よかった。

 

仕事の合間に軽く床掃除をしたり、ちょっとストレッチをしたりしても、汗をかかない。

いつもより集中力も出るみたいで、いくつもの仕事を一気に終わらせることもできた。

いいアイデアも思いつけた。

いい一日だった。

 

どの季節も好きだが、やっぱり秋が一番好きだ。

しかし秋はすごく短い。

せっかく9月になっても、夏が居座っている期間か長いので、実際は10月と11月しかない印象がある。

ぼくは汗をよくかくので、長袖を着るタイミングが難しい。

今日はちょっとひんやりするかな、と思ってうれしくなって長袖のシャツを来ていくと、汗でぐっしょりになる。

 

そういえば以前、自分はどのくらいの期間、半袖でいるのかを数えてみたことがある。
そうすると、5月の連休を過ぎたあたりから半袖を着はじめて、9月いっぱいまでほとんど半袖だったことがわかった(ただし、仕事用に薄手のジャケットはいつも持ち歩いている。が、あまり着ない)。

ぼくは実に5ヵ月間ほど、半袖ですごしているのだ。

あとは長袖のシャツ一枚ですごすのが10月と4月。

さらに何かを羽織ってすごすのが11月と12月と3月。

ちゃんとコートを着るのが1月と2月。

あと、軽い筋トレをするようになってから寒さに強くなってきたので、ダウンジャケットはめったに着ない。

となると、今後は半袖のTシャツやポロシャツ以外を買う機会はもっと減っていきそうだ。

 

服装で言うと、ここまで働く人の服装がカジュアルになったことって、サラリーマンの歴史的には、はじめてなんじゃないだろうか。

ぼくは仕事柄、服装は自由で、必要なときだけネクタイをする、という感じなのだが、特に若い頃は、そういうスタイルで仕事できる職場は他にはほとんどなかったように思う。
クリエイターは服装が自由だからうらやましい、と他の若い人たちから言われたことは何度もあったし、そう思われて悪い気はしなかった。

でも今は、別にクリエイターでなくてもTシャツ一枚で仕事ができる場面が増えているし、とにかくいい時代になったと思う。

よく言っているが、基本的に世の中はどんどんよくなっているように思う。

自由な服装というのもそのひとつだろう。

 

自由、というのは、ぼくがずっと大事にしていることのように思う。

普段はそんなに強く意識していないけど、人から言われることは多い。

君って自由だよね、というのは悪口としても機能するのだが、まあそういうのも含めて、よく言われる。

でもあらためて、自分が大事にしている「自由」とは一体なんだろう、と思うに、それは服装や見た目など自己表現における自由、というのもあるけれども、それ以上に自分がこだわっていること、気になっていることを存分に追求できるか、ということが大事なのだと思う。

よく「やりたいことがなくて困っている」という話を聞く。

それに対して「やりたいことなんかなくてもいいんだよ」と言っている場面も目にする。

ぼくは実はこれがよくわからない。

いや、頭ではよくわかるし、そういうこともあるだろうと想像もできる。

ただ、ぼく自身はいつも「やりたいこと」がある。

たぶん、なかったことがない。

いや、それは嘘か。

なかったこともあるけど、その場合は必死に次の「やりたいこと」を探していた。

そのせいで色々と血迷ったこともあるけど。

人に強制するつもりもないし、「やりたいこと」がない人はダメだなんて言うつもりはまったくない。

とにかくぼく自身はいつも「やりたいこと」を作り、それに向けて進んでいく、ということをずっと繰り返してきてるよなあ、と感じる。

そして、そういう繰り返しを自分の意志でやっていけること。

それがぼくにとっての「自由」なのかもしれないな、と思った。

 

涼しくてすごしやすいと、色々と書きたいことも出てくるもんだな。

やっぱり、秋が好き。