サラリーマンの、ごちそう。



自由を愛している。



サラリーマンをしていると何かと窮屈なことばかりだ。

勤務態度がどうの、リスク管理がどうの、社内事情がどうのと制約だらけ、がんじがらめな中を多大な労力をかけて踏み越えて、ようやく本来の仕事ができるぞと時計を見たらはや夕方、なんてことはしょっちゅうだ。

だけど、サラリーマンはとても楽しい。

そういういろんな制約があるからこそ、これを乗り越えて、新しい仕事を作る機会が残されているからだ。

煩雑な事務手続きがバカバカしいと思うなら、代わりの方法を提案することだってできるし、エライ人の相手ばっかりしなくちゃいけなくて面倒だなと思うなら、自分がエラくなってそれを変えればいい。

そんな極端な話じゃなくても、一般的に制約だと思われてるものなんて、だいたいは変えることができる。

それだけじゃない。

サラリーマンは、会社をとおして、世の中のおかしなことや面倒なことも変えていくことができるのだ。


制約も問題も不都合も、乗り越えられるために存在している。

サラリーマンにとっては、最高のごちそうだ。


もちろん。

そんなマッチョな気持ちになれることなんて、仕事の中ではほんのわずかかもしれない。

なんとなくやる気が出ない日もあるし、体調を崩すことも、家庭がゴタゴタすることもある。

大丈夫。

われわれサラリーマンには、自分の代わりがいくらでもいる。

コモディティ同士、お互いに助け合いながら、少しずつ世界を変えればいい。

とかくこの世は問題ばかり。

サラリーマンにとっては、ごちそうだらけの素晴らしい時代なのだ。


感謝をこめて、いただこう。


もう少し世の中にサラリーマンであることを肯定したい - novtanの日常