自分が変わることを、楽しむ。


ぼくがブログを書きはじめた理由は、激しく変化し続ける環境に合わせて自分自身も変わり続けていくことに、すっかり疲れ切っていたからだ。

だからこそブログを書くことで自分の中の変わらない部分を見つけたいと思っていたし、しばらく自分語りを続けていくことで、ぼんやりとだけど「変わらない自分」があることはよくわかったし、そして同時にそれも含めてすべては変わっていくものなのだということもあらためて、よくわかった。


いま、ぼくはこれまでの全てのことをたっぷりと引きずりながら、だけど変わっていこうとしている。

そう思えるようになったのは、ブログを通して素晴らしい出会いや交流があったおかげだし、そこで、すごく当たり前のことに気づいてしまったのだ。

人を変えるのは、行動なのだ。

頭で考えながら、心で感じながら、しかし自分の身体を使って行動し、また考えて、感じて、試行錯誤していくことで、ぼくらはまた新たな世界に出会うことができる。

それは他人の目から見るととんでもなくカッコ悪いし、ダサい。

何をあいつはバタバタやってるんだ、とか、そんなことをして何のメリットがあるんだとか、色んなことを思われたりする(無関心でいてもらったほうがまったくもってマシだ)。

それでも、そんなカッコ悪くてクソダサい試行錯誤が、今の自分にとって大切だと思えるので、ぼくはまだまだこれからも続けていきたい。

人によってはもっとスマートなやり方もあるのだろう。

だけど、ぼくには今のところ、自分の身体を使って、うれしいこと、楽しいこと、悔しいこと、恥ずかしいこと、色んな気持ちを感じながら、少しずつ進むことしか方法が見つからない。

そうやってると、逆説的だけど、どんどん自分だけの時間は減っていくし、立ち止まってじっくり考える機会は少なくなる。

だけど、どうせまた近いうちにぼくは大きな壁にぶつかるだろうし、その時にはまたじっくり考えればいい。

それまでは、じたばたしている自分を楽しもうと思う。

いずれ壁にぶつかるその日までは。