仕組みを考える人がエラいのであって、
中身を考える人はいくらでもいるし
替えがきくから、全く重要じゃない。
最近、僕の会社では、老いも若きも
こんな価値観を持っている人が増えたなあと思う。
僕は、中身のほうが大事だという
立場を明確にしているので
不公平な書き方になってしまうが
そんなに仕組みは大事なのかねえ、と思ってしまう。
★
僕は、本当に仕組みを考えることが好きな人を
否定するつもりは一切ないし、むしろ素晴らしいと思う。
いずれにしても、うまい仕組みがないと
表現者たちも存分に暴れられないし
その仕組みがあるからこそ
人やらお金やらが集まってくるわけである。
だけど、それは誰もがやる必要はないし
無理に、自分もやらねばと思う必要もないと思う。
それよりも、「本当に自分がやりたいこと」に
正直に生きたいなあと僕は思っている。
僕は「中身を考えること」のほうが好きだし
それで出世しなくたって別にいいのだ。
もうちょっといえば
「仕組みを考える人」と「中身を考える人」は
もっとお互いを尊重しあって
時には激しくぶつかりあい
高め合っていける関係なのだと思う。
★
だから、どっちがエラいとか
どっちが新しいとか、そういう比較自体が
たぶん間違っているのだろうし
そういうことを気にしている人は
みんなヒマ人であって
余裕がある証拠なんだろうなと
タイトルをマッチポンプ的に否定してみたりする。