足るを知るか、忘れるか。


現状に満足をしてしまうと、そこから先に進まなくなってしまう。

しかし、ずっと満足できなければ、疲れてしまって先に進むためのパワーが出てこない。



バランスが大事だと言われればそうなのだけれど、それでも敢えてどっちが重要かと言えば、ぼくは現状に満足したくないと思う。

特に、会社で仕事をしていると次々と新しい問題が起きて、それに対応しているだけで十分に働いた気になるし、実際に働いている。

しかし、それに満足していても何も前に進んではいない。

自分のやりたいことを仕事の中で実行していくためには、そこからさらに一歩踏み込まないと何も起こらない。

あるいは普段の生活だってそうで、基本的にぼくらは生きているだけで次から次へとやらないといけないことが発生する。

いくら食べてもお腹は空くし、いくら寝ても眠くなるし、いくら掃除しても汚れは出てくる。

ところがその毎日の用事を繰り返しているだけでは何にも新しい楽しみは作れない。

ぼーっとしていたら夏休みの計画もできない。


そう考えると、一日という時間を、やらないといけないことだけで一杯になるように準備するべきではない。

30分でも1時間でも、さらに一歩進むための時間をちゃんと確保しないといけない。

そして、それをちゃんと手帳なりスケジュールに書き込んで、自分のために予約しなければいけない。


そんな当たり前のことを今さらだが、考えている。

自分のために時間を使う。

その必要性をいま、強く感じている。


だからこそ、自分のために時間を使ってくれている人には心から感謝したいとも思う。