読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

犬だって言いたいことがあるのだ。

ものごとをひとつ先に進めるヒントについて考えています

事情で、あきらめたくない。


あなたに合った働き方を選べます、なんてよく聞く。



しかし働き方を選べる代わりに、選ばなかったほうの働き方は失われる。

色々な可能性については最初からあきらめなさい、身の丈にあった人生を歩きなさい、と言っているようにも聞こえる。

自分ができるかもしれない可能性について、はじめから捨てるかどうか決めるなんてあまりに難しい話だ。


もちろんぼくらにはそれぞれ事情がある。

介護やら育児やら持病やらなんやら、色んな事情を抱えている。

色んな事情があるからこそ働く量や時間や範囲が限られることもある。

けれども、だからといって自分の可能性の大部分をあきらめるのは、どうも納得できない。

もっと面白い仕事がしたいし、領域も広げたり深めたりしたいし、勉強もたくさんしたい。

それをスッパリふっきって「ぼくにはこれしかできません」と言い切るのはとんでもなく悔しいし、自分ができない人間だと宣言しているようで辛い。

しかし、それを無理して「できます」と宣言し、睡眠時間を削って体調を崩したり家族に迷惑をかけたりすると、誰も幸せにはならない。

でもあきらめたくない。

どうすればいい。


価値を高めるしかない。

自分はもちろんのこと、一緒に働いている仲間やチーム、上司、そして会社の価値を高める。

抱えている事情で100パーセントの時間を使うことができなくても、他にはない、うれしいこと、助かること、楽しいことを届けられるようにする。

限られた資源の中で、そこをじっくり考え、試し、積み上げていく。

そうやって、自分たちの可能性を自分たちで広げていく。


そんな甘い話じゃ現実は変わらないよと思われる方も多いだろう。

しかし、いつだって世の中は人々が抱える「事情」を中心に変わってきたのだ。

さまざまな事情を抱えながら、それでも未来に希望を持っている人間同士が手を組めば、変えられないものなんてないと思うのだが、これもまた甘い話だろうか。



まあ、やってみなくちゃわからない。