悩みは、誰に相談するべきか。






人には、それぞれが抱えている悩みがある。



たとえば今の僕の悩みは、時間がないことだ。


自分に与えられた時間のほとんどは仕事に使ってしまっているし、残りのわずかな時間を家族と一緒の時間に使うと、あとは睡眠時間を削るしか、他のことに使う時間が捻出できないのである。

そういう意味では、ブログは移動中の時間や人を待っている隙間の時間に書いてしまえるので、気分転換にはすごくいい。

ただ、他にも色々と個人的に取材したいことや勉強したいことがたくさんあるのだが、そういうものは、いつでもどこでもできるわけじゃなかったりする。

一体、いつやればいいのか。

これについては、色々と自分なりに方法を考えて試しているのだけど、なかなかうまくいかなくて、周囲の人々にも相談をよくする。

相談はするのだが、相手の反応はまちまちである。

たとえば、仕事仲間に相談しても、彼の目は、そんなことに悩んでいるヒマがあったら、今の仕事の効率をもっと上げてほしい、と言っているし、年の近い友人に話すと、家族との時間が持てているんだったら何が不満なのかわからない、と言われるし、若い人に相談すると、大変ですねえ、そんなことを聞くとますます結婚したくなくなります、と言われるので、僕はだんだん口数が減ってくるのである。

結局、だいたいの相談というのは、その人の勝手な都合やら欲望やらに起因していて、それを達成するにはどうすればいいか、というものなので、他人からすれば、まあどうでもいいことがほとんどである。

恋愛相談なんて、それの究極であって、まあ当人からすれば本当に苦しい悩みだったりもするのだろうけど、聞かされる側からすれば、イヤなら別れたら、としか言いようがなかったりする。



では、僕らは、いったい誰に自分の悩みを相談するべきなのだろうか。

これに関しては色んな答えがあるけど、1つは、自分と同じ悩みを持っている人に相談することかもしれない。


最近、感想をブログで書いてもらえると喜ぶグループ界隈を観察していると、「ブログを書き続けるモチベーションを保つにはどうすればいいか」という悩みが少なからず見られる。

僕からすれば、書きたくて書いているのだから、イヤなら書かなければいいんじゃないか、とか思ってしまうのだけど、それではあまりにも乱暴な答えだ。

悩みというのは、さっきも書いたが、「もっとこうしたい」という向上心の表れでもある。

ならば同じような向上心を持った人とならば、協力しあえるのだと思う。

実際に、「自分はこうやっているよ」という人同士の意見交換が、一番盛り上がっているように見える。

みんな、それぞれに工夫しながら、良いブログが書けるように努力しているみたいで、お互いに発見もありそうだ。


悩みの相談というと、なんだかじめじめした印象があるし、相談をする側か受ける側かどちらかに大きく負荷がかかるイメージがあったけど、これからは、こんな感じで、もっと楽しくてお互いに学べる取り組みへと変えていったほうが、解決に近づくスピードが上がるんじゃないかなと思っている。