感想を書いてもらった感想を書きます。







昨日、自分のブログの感想を、ブログで書いてもらいたい宣言を、

はてなブロググループを通してやってみたら


ブロググループを、作ってみた。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。


さっそく3名もの方からブログを通して感想をいただいたので

その感想を書いてみる。



ずいぶん、妙な感覚である。



感想がもらえたことについては、心からうれしかった。

しかし、妙なのである。

3人の感想は、たしかに自分のエントリについて書かれているのであるが

決して僕に対してだけ書かれているわけではないのである。



まだマレーグマさん(id:kamurido)は純粋にグループの趣旨を受け入れてくれたのだが

(もともと、このゆるい試みは彼の発想がきっかけなのである)、


ぺんぎん氏(id:shiraber)などは「いぬじんが何か始めたみたいなんで、

みんな参加してやってくれや、わりいな」的な告知をし始め、


ズイショさん(id:zuiji_zuisho)に至っては、僕を1エントリのネタに仕立て上げて

明らかに他の読者たちにも向かって、書いている。


感想をブログで書いてもらえると喜ぶグループ に参加しました - ←ズイショ→


まあこのエントリにもあるように、ズイショさんはどんなネタでも

酒の肴にしてちびりちびりと飲れる人なので若干例外ではあるが、

彼の後半の発言はすごく面白い。


余談ですけどブロググループは、僕もなんかやりてぇなーとか思ってました。いぬじんさんみたいな書き手同士をつなぐコンセプトじゃなくて、もっと読み手を意識して複数人いてるから面白いみたいなやり方ねーかな、みたいな。順番と担当を決めて毎日更新でクオリティを維持するみたいなんは絶対一番違うんでねぇ、どうしたもんかなと考えるに今ぼやぼやーっと面白いんじゃねぇかなと思うのは同時多発一斉更新ですね。参加者各位は締め切りを事前共有して、ある程度共有したテーマで書いて、それを同じ時間にお互いの校閲なしでババッと一斉にあげるみたいな。



そう、ズイショさんは根っからの表現者なので、明確に読み手を意識している。

そしてブログというのは不特定多数の読者がいることが重要なのであり、

僕だってこのブログを初めて読んだあなたのことを、

かなり意識してハアハアしているのである。



そういう意味では、彼のアイデアのように、同じテーマについてみんなで書いて、

読み手に楽しんでもらったり、途中から参加してもらったりするのは

ブログの特性にもフィットする感じがする。





ここまで書いて思ったのだけど、以前、僕はこんなエントリを書いた。


僕はあなたで、あなたは僕で。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。


要は、もはや「表現者」と「受け手」の区別はなくなっている、という当たり前の話なのだが、

ブログではまさに「書き手」と「読み手」がぐちゃぐちゃになって

なめらかに溶けていっていると思う。

もちろんウォッチング専門部隊もいるし、はてなスターの天使たちもいるが、

それでもブコメやスターなどで、ゆるやかに発信しているのである。


だから、みんなのブログに対する関与は、もっと混沌としていけばいいと思う。

もう誰が何を書いたかとか、それに対して誰が反論したかとか、もうぐっちゃぐちゃで、

だけど俯瞰で見たら、あ、ちょっとこのあたりについての考えが深まったような気がするね、

というような具合に。



では、考えが深まったから、どうなのか?



すぐに仕事に活かせるのか?

自分の収入が上がるのか?

素敵な恋人ができるのか?

そして幸せな人生が送れるのか?


これについては、最後の問いに答えるだけで十分だろう。


答えはもちろん、イエス、である。


ただし、誰かが決めた価値観の中だけで生きていくことが

幸せだと信じている人にはあてはまらない、ということは申し上げておく。