信念は、本当に必要か?







良い子のサラリーマンが大好きな童話の一つに、理念を持てとか、信念を抱けとか、熱い想いを燃やせとかいうのがあって、

そうゆうものがない人間は生きていても意味がない的な話が好んで聞かれたり読まれたりする。

しかしまあ僕に限っては、信念なんてものは何の役にも立たないし、

むしろ色んなことの邪魔になると思っている。

自分の理念を貫くために我慢したり、場合によっては死んでしまったりするなんて、

僕には想像するだけで辛くて、耐えられない。

おまけに世の中には迷惑な人物がいて、まあ自分の中だけに収めきれない信念とやらを

他人にまで押しつけてくる場合がある。

こうなると、もはや暴力である。

そんなバイオレンス野郎のどこが素晴らしいのか、全く理解できない。




そんなわけで、僕はそうゆう信念とかブレない軸的なものを全く信じていない。

僕が大切にしているのは、好奇心とか覗き見根性といった下品な欲望のかたまりであり、

それらが少しでも満たされた時の喜びと、結果としてもたらされる機嫌の良さのために生きている。

しかし、僕はこれを誰かに押しつける気は一切ないし、正当化するつもりもない。



そもそも、である。



自分が本当に大切にしているものなんて、

人様に偉そうに語れるようなものではないことがほとんどだ。


はてなブログにそっと書き記す程度にしておくのがよろしかろう。