犬だって言いたいことがあるのだ。

ものごとをひとつ先に進めるアイデアについて考えています

僕のプレゼンのコツを、紹介します。その2

 

 

 

 

 

 

前回の自分のエントリを読み直してみると

なんだかずいぶんビジネスライクな文面で

おまけに偉そうな印象がある。

 

自分の言いたいことばかり

無理に押しつけたような文章だと思った。

 

あんまり良いプレゼンテーションでは

なかったかもしれない。

 

そして、この点がもう1つのプレゼンのコツだ。

 

ついつい間違ってしまうのだが

実はプレゼンテーションは

自分の考えていることを伝える場ではない。

 

大切なのは

「すでに相手が持っている答え」を引き出す

ということである。

 

 

 人間というものは、いつも何かの課題に対して試行錯誤をしている。

だから、大抵の場合は、他人に言われるまでもなく

自分なりに解決方法について色んな仮説を持っているものである。

 

ただ、その仮説をうまく言語化できてなかったり

具体的なアクションをイメージできていなかったりしてるだけなのだ。

プレゼンテーションする人間ができることは

相手のそういう状態を、少しだけ前に進めて

実行へと移すための決心を促すことだけである。


 

プレゼンをした時の反応で

僕はだいたい結果がわかるようになってきた。

 

では、プレゼンが成功した時の反応はどんなものか?

 

拍手喝采?

 

いや、一番多い反応は、こんな感じ。

 

「あー。私も、そうなのかなあと思ってたんですよ」

 

まあ、相手にもプライドがあるので

青二才だったり、外部の輩の話に

簡単に感心してみせるわけにはいかない、

ということもあるだろう。

 

しかし、そうだったとしても

これは素直な反応なのだと思う。

 

当たり前だが、プレゼンテーションにおいては

それが競合であれ、単独であれ、

提案内容を受け入れるのは、相手だ。

 

相手が具体的なイメージをできない施策は

それがどれだけ素晴らしい内容であっても

到底受け入れられないものなのだ。

 

 

ちなみに、この

「すでに相手が持っている答え」を引き出す

プレゼンテーションについては

僕は、すごく簡単なフォーマットを作った。

 

まず、おそらく相手が迷っているであろう

いくつかの選択肢を挙げてみる。

これは、間違っていてもかまわない。

どうせ相手も答えを持っていないのだ。

少しくらい変な選択肢が混じっていても、バレやしない。

 

で、それぞれの選択肢について考察をしてみせる。

なるべく具体的に、数字や資料を使って。

ここは良いけど、ここはまずい、ということを

わかりやすく、丁寧に解説する。

 

そして、それぞれの施策に対して

はっきりと「○」「△」「×」をつけて

表にしてみせる。

 

あとは限りなく○に近い施策を選び抜いて

それを「◎」にするには、何が足りないかを述べる。

 

すごくシンプルで、有効なフォーマットだ。

 

 

今、僕はすごくクールに言ってのけたつもりだが

このコツを意識しすぎると

とても残念な結果を生むこともある。

 

例えば、わざとプレゼンの相手が持っている仮説に

「当てにいく」ような提案姿勢になりがちになる。

しかし不思議なことで「当てにいく」と、当たらない。

視野が狭くなりすぎて、他の可能性を見落としたりする。

 

また、相手が持っている答えの範囲にしか

選択肢がないと思いすぎるのもよくない。

これを繰り返していると、提案内容の質がどんどん落ちていくし

結果的に、相手のためにもならない。

 

じゃあ、いったいどうしたらいいのか?

 

それを次回の、最後のコツとして紹介しようと思っている。